日本レジストリサービス(以下、JPRS)は3月23日、同社取締役の堀田博文氏がICANN ccNSO(Country Code Names Supporting Organisation)評議委員会の副議長に選出されたことを発表した。
ccNSOは、ドメイン名などのインターネット資源に関する調整を行うICANNの支持組織の1つ。国や地域に割り当てられたccTLD(Country Code Top Level Domain)の連合体として、ICANNの他の支持組織や委員会などと協調しながら、ccTLD全体にまたがるグローバルな課題について合意を形成し、ICANN理事会に対してポリシーの勧告を行うなどの役割を担う。
堀田氏は、ccNSOの設立に携わったほか、その運営を担う評議委員をアジア太平洋地域の代表も経験。ICANNとccTLDレジストリの関係構築を推進するための枠組みであるアカウンタビリティフレームワークの策定や、「日本語.jp」のような英数字以外の文字を用いたドメイン名を実現する国際化ドメイン名(IDN)に関するグローバルポリシーの検討を主導するなどの実績を持つ。
任期は2012年3月までの1年間。堀田氏は、「ccNSOの立ち上げ時からccNSO及びICANNを支えてきた経験を活かし、IDN ccTLDの将来的なあり方やccNSO及びICANNが行うccTLD関連の活動とICANN定款との適合性向上に注力していきたい」とコメントしている。