キヤノンと連結子会社であるオセ社は、初の共同開発製品として、オセ製プリンタコントローラーを搭載したプロダクション向け複合機を開発したと発表した。主に欧米市場を対象としており、上期中の提供を予定している。なお、国内での販売は未定。
両社が共同で開発した製品は、キヤノンのプロダクション向けカラー複合機「imagePRESS C7010VPシリーズ」に、オセのプリントジョブ管理機能「Scheduler」を備えたコントローラー「PRISMAsync」を搭載したモデル。用紙坪量や用紙サイズ、後処理方法などを考慮して、印刷時間のほか用紙補給や消耗品交換などのタイミングを予測することが可能なため、印刷ジョブを効率よく処理し、ダウンタイムの最少化を図ることができるという。操作部には、15インチTFT液晶フルカラータッチパネルを新たに採用している。
両社は、今回の共同開発製品により、CRD(集中コピー室)市場や商業印刷市場に向けた製品力、サービス、ソリューションの強化を図り、今後は、オフィス向け複合機「imageRUNNER ADVANCE シリーズ」への「PRISMAsync」コントローラーの搭載も進めていく予定だという。