JRuby - Java powered Ruby implementation |
JRubyの最新版となるJRuby 1.6.0が公開された。Ruby 1.9.2に対応し、多くのバグ修正が実施されている。
JRuby 1.6.0では、Windowsを主要プラットフォームとしてサポートする初のバージョンとなる。JRubyはJavaで開発されたRuby実行環境。インタプリタとしてもコンパイラとしても動作する。JRuby 1.6における主な特徴は次のとおり。
- Ruby 1.9.2互換の実現
- Windowsプラットフォームサポートの改善と主要プラットフォームとしての位置づけ
- Rubyコールのパフォーマンス改善
- ビルトインプロファイラの提供
- jruby-complete.jarへ1.9のスタンダードライブラリを同梱
- RubyGem Mavenサポートの実現
- Cエクステンションの実現 (実験的機能としての提供)
JRubyを活用するとJavaが動作するプラットフォームでRubyの利用が可能になる。動作プラットフォームとしてJavaのみをサポートしている環境でRubyが利用できるようになるという点で興味深い。また、Javaアプリケーションを機能拡張するためのスクリプト言語としてRubyを利用するといった活用も可能だ。
JRuby 1.6の最大の特徴は1.9.2互換の実現とWindowsプラットフォームサポートの向上にある。Windowsで利用する際に必要になる多くの機能が実現されている。パフォーマンスの改善も引き続きス進められている。