宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月17日、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、JAXAの筑波宇宙センターに設置されている日本実験棟「きぼう」および宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)の運用管制施設の建物などに一部被害が発生したが、運用管制に必要な主な設備に被害はなかったと発表した。
なお、JAXAでは地震発生以降、安全を確保するため当該施設による運用管制を中断し、米国ヒューストンのNASAジョンソン宇宙センターの支援を受けて「きぼう」および「こうのとり」2号機の状態監視を行ってきており、現在は、管制室の安全確認を完了、来週からの運用管制再開に向けて、管制室設備の点検、再立ち上げを順次進めている状況としている。