テクトロニクス社は3月10日、同社の「DSA8200型」デジタル・シリアル・アナライザ・シリーズ用の光サンプリング・モジュール「80C14型モジュール」を発表した。

同モジュールは、シングルモード、マルチモード・ファイバの両方をサポートしている。 3μWのRMSノイズ、19dBのダイナミック・レンジ、-14dBmの光感度など、8.5~14.063Gbpsの適合性検証における業界最高クラスのシグナル・インテグリティ性能を実現しており、より大きなマスク・マージンを得ることが可能だ。

また、先ごろ発表された16GFC Fibre Channel、14Gbps FDR Infinibandチャネルの検証/特性評価のためのITUおよびT11に準拠した光リファレンス・レシーバを含んでいる。

Finisarは先だって、4つの各レーン14Gbpsで56Gbpsのデータ転送が可能な、FDR Infinibandアクティブ光ケーブルを発表しているが、同ケーブルの開発において、Finisarは同社のDSA8200型を使用して性能検証試験を行ったとしており、優れたシグナル・インテグリティ性能、広いダイナミック・レンジ、最新規格に対するサポートなどにより、先端のネットワーク要求に応える16GFCSFP+およびQSFPトランシーバを市場に投入することが可能になったとコメントしている。

なお、同モジュールの価格は608万円(税別)からとなっている。