Cypress Semiconductorは、低い相加性RMS位相ジッタを実現するクロックバッファファミリ「CY2Dx15xx」を発表した。すでに量産出荷を開始しており、8ピンSOIC、8ピンTSSOP、20ピンTSSOP、32ピンTQFPをはじめとしたさまざまなパッケージで提供される。

低い相加性RMS位相ジッタを実現するクロックバッファファミリ「CY2Dx15xx」

同ファミリは、480psの低い伝播遅延を提供すると同時に、60fsの低い相加性RMS位相ジッタを特長としており、いくつかのインタフェースポートやIC(システム内のプロセッサやFPGAなど)で一般的に使用される複数の同じクロックを生成することができ、最大10の差動出力をLVPECL、LVDS、CMLなどのフォーマットで出力することが可能だ。

また同ファミリは、同社の低ジッタクロックジェネレータファミリ「FleXO」を補完するもので、同ファミリとFleXOを組み合わせて使用することで、ネットワークルータ、スイッチ、ワイヤレスベースステーションといった多様なシステムのタイミングツリー要件を満たすことが可能となると同社では説明している。