NECは、3月8日~11日まで東京ビッグサイトで開催されている「リテールテックJAPAN」で、「Open Pluggable Specification(OPS)」規格に準拠したデジタルサイネージ用ディスプレイを参考展示した。

OPS対応ディスプレイ

ディスプレイの背面に取り付けられた制御モジュール

昨年の11月、NEC、米Intel、米Microsoftは、デジタルサイネージ事業分野において協業することで合意し、Intelが開発したデジタルサイネージ用の制御モジュールの規格「Open Pluggable Specification(OPS)」に準拠し、CPUとしてIntel Core i5/i7、OSにWindows Embedded Standard 7を採用した制御モジュールと、同規格に対応するディスプレイをNECが製品化することで合意している。

制御モジュール

制御モジュールは、ディスプレイなどOPSに対応している機器であれば、そのままカートリッジにように装着でき、リモートによるコンテンツ管理が可能となる。

東京ビッグサイトで行われた「スマーター・リテイリング・フォーラム2011」と題してセミナーで、インテル マーケティング本部 プロダクト・マーケティング・エンジニア 廣田洋一氏は、3社の中のインテルの役割として、高機能なプロセッサやグラフィックスチップを提供することによる性能の向上に貢献することと、機材の標準化をすることを挙げた。

また、NEC 通信・メディアサービス事業部 グループマネージャーの大阪智之氏は、「現在のデジタルサイネージは効果的な使われ方をしていない。遊び感覚も取り入れながら、効果的なデジタルサイネージを提供していきたい」と述べた。

インテル マーケティング本部 プロダクト・マーケティング・エンジニア 廣田洋一氏

NEC 通信・メディアサービス事業部 グループマネージャーの大阪智之氏