Jython

3月3日(オランダ時間)、Jythonの最新版となるJython 2.5.2が公開された。18ヶ月に渡る開発の成果物で、新機能の追加とパフォーマンスの改善が実施されたバージョンとなる。Jythonはオンデマンドで動作するPython実行環境。Javaアプリケーション内部でPythonスクリプトの実行を可能にする。Jython 2.5.2における主な特徴と新機能は次のとおり。

  • メソッドコール周りにおけるパフォーマンスの改善。以前のバージョンと比較してrichardsベンチマークで3倍高速に動作し、pystoneベンチマークで20%高速に動作する。
  • ソケットモジュールにおけるIPv6サポートの実現と国際化ドメイン名のサポートの実現。
  • posix/ntモジュールをJavaで書き換えるとともにパフォーマンスの改善を実現。
  • 起動時間の大幅な改善。

PythonはTIOBEが集計しているTIOBE PCIにおいて、2010年にもっとも人気が増えたプログラミング言語に選定された。2011年に入ってからも成長を継続しており、2月のTIOBE PCIではPHPのインデックス値を抜いて第4位にランクインしている。