Transphorm |
Transphormが同社としては初のプロダクトとなる電力ダイオード(DC-DCコンバータ)を発表したことを複数のメディアが伝えている。3月6日から米国テキサス州のFort Worthで開催されているApplied Power Electronics Conference (APEC)で発表されたものと説明がある。
GigaOMが伝えるところによれば、今回発表されたプロダクトは窒化ガリウムをベースに開発された電力ダイオード。シリコンベースの従来の電力ダイオードに比べて高い電力効率を実現しているのが特徴で、99%の効率で動作可能という説明がある。Transphormは向こう数週間以内にトランジスタも発表するとしており、そのあとで電力ダイオードとトランジスタをベースに開発した電力変換モジュールを発表するとしている。
TransphormはGoogle Venturesらが数年前から出資を計画していた企業。どういった内容の事業なのかは謎に包まれていたが、2月23日(米国時間)、3,800万米ドルの資金を獲得したことを発表するとともにその事業内容も公開された。Transphormの説明通りに超高効率の電力変換が可能になると、さまざまな業種やプロダクトに対して大きな影響を与えることが予想される。