キヤノンマーケティングジャパンとウイングアークテクノロジーズは、基幹システムのプリンティング分野で協業し、帳票システムと複合機を連携させるソリューションを5月上旬より提供すると発表した。

ウイングアークテクノロジーズでは、本社で作成した帳票を各拠点で出力することが可能な帳票ソリューション「Super Visual Formade(以下SVF)およびReport Director Enterprise(以下RDE)」を提供しているが、今回新たに提供するソリューションでは、両者が新たに開発したアプリケーションソフト「RDE連携プリント for imageRUNNER ADVANCE」を利用することにより、キヤノン製複合機「imageRUNNER ADVANCE(以下iR-ADV)」から拠点で帳票を出力することが可能になる。

ソリューションのイメージ

SVFやRDEを利用した帳票出力ソリューションは、他の複合機メーカーからも提供されているが、「RDE連携プリント for imageRUNNER ADVANCE」では、RDE帳票サーバから拠点に帳票データを送信する際、圧縮する以外に暗号化して送信できる点が大きく異なる。

また、複合機iR-ADVのWebブラウザ機能を利用することで、iR-ADVの操作パネルから直接印刷を指示できる点も特徴となっている。これにより、工場や倉庫、店舗など、パソコンが導入されていない環境でも、作業指示書や出荷伝票といった業務に必要な帳票を印刷することが可能となる(別途、オプションのウェブブラウザ拡張キットが必要)。なお、「RDE連携プリント for imageRUNNER ADVANCE」の価格は、78,000円(税別)となっている。