Internet Explorer (IE) 6ユーザーにアップグレードを促すMicrosoftのキャンペーンがラストスパートに入った。同社は4日(米国時間)にカウントダウン・サイト「The Internet Explorer 6 Countdown」を開設。IE6のグローバル規模のシェアを1%未満にする取り組みへの協力を呼びかけている。
IE6がリリースされたのは2001年8月。今年10年目を迎えるが、組織内のシステムをIE6用に構築し、今でも同バージョンを根強く利用し続けている企業や機関が少なくない。しかしながら最近では互換性やセキュリティの問題が頻発しており、近年MicrosoftはIE6ユーザーに対して最新版への移行を推奨していた。
The Internet Explorer 6 Countdownではグローバル規模および世界各国のIE6のシェア(Net Applications調べ)を確認でき、またIE最新版へのアップグレードに関する情報、Webサイト用のIE6カウントダウンバナーなどを入手できる。
2011年2月末時点で、グローバル規模のIE6のシェアは12%。国別では中国の34.5%が最も高く、日本は10.3%。ほかにも韓国(24.8%)、インド(12.3%)、サウジアラビア(10.7%)、台湾(10.7%)、ベトナム(10.0%)などがふた桁のシェアとなっている。米国は2.9%。