ジオタグ特許を主張し、300以上の企業を特許侵害で提訴している米Giotagに対し、米Googleと米Microsoftが共同で訴訟を起こした。2社は3月1日、デラウェア地方裁判所に訴状を提出、自社地図サービスを利用して位置情報サービスを提供する顧客を弁護した。
Geotagは位置情報技術企業で、保有する米国特許番号5,930,474のライセンスを主な事業としている。Geotagは2010年、自社特許を侵害しているとして、数回に分けて合計300社以上の企業を相手取り特許訴訟を起こしている。GoogleとMicrosoftによると、これら被告企業の多くが「Google Maps」「Bing Maps」を利用して位置情報サービスを提供する顧客企業だという。たとえば、コーヒーチェーンのStarbucks、レンタカーのHertz、衣料品のGAPなどが被告企業となっている。これら企業は、Bing MapsやGoogle Mapsを使って自分たちの店舗の位置に関する情報を提供している。
2社は訴訟で、同社が保有する特許の無効化を求めている。