オートデスクは、「Autodesk 3ds Max 2012」や「Autodesk Maya 2012」、「Autodesk Softimage 2012」、「Autodesk MotionBuilder 2012」といった3DCGソフトウェア、映像編集ソフトウェア、ミドルウェア製品群を発表した。
今回発表された製品は、新たな高速グラフィクスコアや、mRigidリジッドボディダイナミクスシミュレーションをビューポート内に装備し、新しく統合されたmental images製irayレンダリングテクノロジーを利用し、リアルなイメージを簡単に作成できる「Autodesk 3ds Max 2012」をはじめ、ビューポート2.0を大幅に強化したほか、ビューポート内でのアニメーション編集を可能にするモーショントレイル、新ダイナミックス機能を追加した「Autodesk Maya 2012」、新たなICEモデリング、ICEと統合されたSyflexクロスシミュレーション、立体視機能、最先端のエフェクトを実現するLagoa Multigraphicsを搭載した「Autodesk Softimage 2012」、バーチャルムービーメイキングの新しいツールを搭載した「Autodesk MotionBuilder 2012」など、全15製品。
米オートデスクでメディア&エンターテインメント事業部の上級副社長マーク・プティ氏は「今回発表した製品群は、パフォーマンスを向上させるために最新のハードウェア技術を備え、鮮やかなグラフィックスをビューポートに表示させます。相互運用性の強化とパイプライン統合の簡素化が図られたことで、専門性の高いツールセットの持つメリットをユーザは享受できます。さらに、オートデスクはバーチャル映画やステレオスコピック 3D(立体視)など、最新の制作トレンドに対応するための新しいクリエイティブツールを提供しています」とコメントしている。価格は以下の通り。
各製品の価格および出荷開始日一覧
製品名 | 価格 | 出荷開始日 |
---|---|---|
Autodesk 3ds Max Entertainment Creation Suite Standard 2012 | 76万6,500円 | 2011年4月8日 |
Autodesk 3ds Max Entertainment Creation Suite Premium 2012 | 99万7,500円 | |
Autodesk Maya Entertainment Creation Suite Standard 2012 | 76万6,500円 | |
Autodesk Maya Entertainment Creation Suite Premium 2012 | 99万7,500円 | |
Autodesk Softimage Entertainment Creation Suite 2012 | 76万6,500円 | |
Autodesk 3ds Max 2012 | 53万5,500円 | |
Autodesk Maya 2012 | 53万5,500円 | |
Autodesk Softimage 2012 | 57万7,500円 | |
Autodesk MotionBuilder 2012 | 61万4,250円 | |
Autodesk Mudbox 2012 | 11万5,500円 | |
Autodesk Smoke 2012 For Mac OS X | 261万9,750円 |
なお、上記製品以外にも、「Autodesk Beast 2012」、「Autodesk HumanIK 2012」、「Autodesk Kynapse 2012ミドルウェア」が発表され、発売開始は2011年4月予定。価格は未定となっている。各製品の詳細は同社Webサイトにて公開している。