Fedora 16、Btrfsをデフォルトファイルシステムに採用

現在リリースされているFedoraのバージョンは14だが、2つ先のリリースとなるFedora 16においてBtrfsをデフォルトのファイルシステムとして採用したいという計画が発表された。FedoraはFedora 11からBtrfsをインストール可能なファイルシステムとしてサポートしている。Fedora 15では特別なブートオプションがなくてもBtrfsを利用できるようにし、Fedora 16ではデフォルトのファイルシステムとして採用したいという。

なおFedora 16では、ボリュームマネージャに関してはLVMは採用せず、Btrfsに組み込まれているボリュームマネージャを使用する見通し。なお、後から操作すればLVMをボリュームマネージャとして採用した上でBtrfsも利用できるとみられる。将来的にはLVMをボリュームマネージャに採用し、Btrfsをファイルシステムとして採用するものと予想される。

FedoraはBtrfsの標準採用に積極的なLinuxディストリビューションのひとつ。BtrfsはLinuxにおける次世代のデフォルトファイルシステムになると見る向きが多いが、安定性の面から依然としてExt4をデフォルトのファイルシステムとして採用する傾向がある。Fedoraは実験色や開発色が強く、Btrfsの採用にも積極的。