Mozilla Japanは3月1日、「Firefox 4」の正式リリースに先駆けて、同ブラウザのキャンペーンサイト「Virtual Park -Tumucumaque-」を公開したと発表した。ハッシュタグ「#mozpark」を付けてTwitterでつぶやくとキャンペーンサイト内の公園が"成長"していく、インタラクティブなWebサイトになっている。

初期のキャンペーンサイト

サイト名に用いられている「Tumucumaque(トゥムクマケ)」は、Firefox 4の開発コードネーム。Firefoxの開発コードネームは毎回、世界の国立公園から選ばれており、新版ではブラジルにある国立公園が採用されている。

今回開設されたキャンペーンサイトは、そのTumucumaqueを模して設計されている。ハッシュタグ「#mozpark」を付けてTwitterでつぶやくと、そのつぶやきが公園の一部となって大地が広がっていくほか、つぶやきの中に「木/Tree」、「川/River」、「ヤモリ/Gecko」、「蛙/Frog」、「鷲/Eagle」などの言葉が含まれていると、該当箇所から木が生えたり、川が流れたり、ヤモリや蛙や鷲が登場したりする仕組みになっている。

公園内をズームインしたときの画面。つぶやきが傾いているが、通常のテキストをCSS transformで角度を付けて表示しているため、この状態のまま検索が可能

各つぶやきが貼られた土地は参照された回数に応じて高くなり、新規のつぶやきは関連するつぶやきの周辺に置かれる。また、つぶやきが貼られた土地の色は、Twitterへのポストが現地時間の昼であれば明るい緑色、夜であれば暗い緑色になるなど、細かい作り込みが行われている。

各つぶやきをクリックしたときの画面。参照回数が増えると、そのつぶやきが貼られた土地が高くなっていく

なお、「Virtual Park -Tumucumaque-」には、CSS transformやCSS transitions、Audio Data APIなど、Firefox 4で導入される新技術が多数使用されている。GPU搭載端末であればFirefox 4で閲覧することで、ハードウェアアクセラレーションによる滑らかなアニメーションも楽しめる。言語は、現時点では日本語と英語に対応している。