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日本マイクロソフトは2月25日、Windows Azureプラットフォームの無償体験版枠を拡張し、従来よりも多くのサービスを無償で体験試用できるキャンペーンを開始した。「特別導入プラン」と「30日間無料パス」の2つが提供されており、特別導入プランは6月30日までの利用、30日間無料パスは3月31日申し込みまで有効となっている。Azureに興味がある場合には検討しておきたいサービスだ。

特別導入プランはAzureプラットフォームのXSコンピューティングインスタンスを1ヶ月分(750時間分)無償で使えるというもの。Sインスタンスは25時間分、500MBストレージ、10,000トランザクション、SQL Azure Web Edition データベース1GB (最初の3ヶ月間のみ)などが提供される。提供されている期間とリソース内は無償だが、それを超えると課金がはじまる。登録にはクレジットカードが必要になるため、Azureの利用を前向きに考えている場合に便利なサービス。

30日間無料パスは30日間の無償利用を提供するサービス。Sインスタンスを3つ分、通常利用で約4万円程度のサービスを無料で利用できる。登録にクレジットカードは不要であるため、期間とリソースを超えて課金されることがない。クレジットカードの利用が難しい学生や、まずAzureを使ってみたいというユーザに適したサービス。

Windows Serverを自分でインストールして運用する手間を省けるAzureは魅力的なサービスだが、どういったかたちで運用できるのかは実際に触ってみないとわからない部分もあり、なかなか利用に踏み切れないというのもまた事実。今回無償利用枠が拡張された背景には、Azureの最初の障壁を下げ、より多くのユーザにAzureを利用してもらうという狙いがあるとみられる。