デアゴスティーニ・ジャパンは2011年2月17日、USTREAM特別番組「男のロボット部」のネット配信を行った。このイベントは、同社のクラフトマガジン「週刊 ロボゼロ」の創刊を記念して実施されたもの。同誌は全70号を予定しており、毎号に付属するパーツを組み合わせていくと、最後には本格的な2足歩行ロボットが完成する。
デアゴスティーニ・ジャパンの本社があるビル。築地本願寺に近いが、じつは築地本願寺では最近、ロボット映画の上映があったり、バトルイベントが開催されたりと、何かとロボットに縁がある |
配信はデアゴスティーニ本社の一室を使って行われた。途中、回線が切れるなどのハプニングもあったが、盛況のまま1時間半が終了。残念ながら2回目の実施は今のところ予定されていない |
デアゴスティーニのロボット
実はデアゴスティーニでロボットを扱うのは、これが初めてではない。これまでに、「週刊 リアルロボット」(2003年3月発売、全91号)、「週刊 マイロボット」(2006年2月発売、全90号)、「週刊 ロボザック」(2007年1月発売、全85号)があり、ロボゼロで4種類目。結構早い時期から、ロボットには力を入れてきているのだ。
このマガジンで組み立てる「ロボゼロ(ROBO-XERO)」というロボットは、姫路ソフトワークスが2009年7月に発売した「JO-ZERO」をベースに、大幅な改良を施したものだ。詳しくは後述するが、1kg以下の軽量級ロボットでありながら、24軸という高い自由度を実現したのが特徴。これにより、人間に近い多彩なアクションが可能となっている。
番組は、メディアジャーナリストの津田大介氏が"部長"、タレントの久保ユリカさんが"マネージャー"となって進行。"副部長"のなべやかん氏らとロボットに関するトークを繰り広げた。
"部員"の高木あずささんは何故かROBO-XEROを組み立てる役割で、番組中はひたすら作業。趣味がプラモデル作りだとか |
ゲストとして登場したのは、ROBO-XEROの開発者である中村素弘氏(右)と、フェイスデザインを担当した漫画家の神矢みのる氏(左) |
場が盛り上がったのは、やはりROBO-XEROが登場して、動作デモを披露したとき。内容については以下の写真を見て欲しいが、パワーリフティングに関しては、元日本代表であるなべ氏からポーズの完成度の高さが絶賛されていたほど。番組が終了するまで、視聴者数はほぼ700人以上を維持しており、見ている側の興味も高かったようだ。
USTREAMでアーカイブが公開されているので、放送を見逃したという人は、そちらをチェックするといいだろう。