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FreeBSDリリースエンジニアリングチームはFreeBSD 8安定版の最新版となるFreeBSD 8.2-RELEASEを公開した。同時に、7安定版の最新版となるFreeBSD 7.4-RELEASEも公開。8.2-RELEASEをベースにして構築されたデスクトップエディションPC-BSDの最新版となるPC-BSD 8.2も同時に公開された。
8.2-RELEASEは8系で取り組まれた改善や新機能の追加が取り込まれたバージョン。注目の機能は次のとおり。
- FreeBSD/amd64におけるXen HVMサポートの改善
- FreeBSD/i386におけるXen PVサポートの改善
- ZFSプールバージョンを15へアップグレード
- aesni(4)ドライバにおけるAESNI暗号命令セットのサポート
- BINDおよびOpenSSLのアップグレード
- Gnome 2.32.1の導入
- KDE 4.5.5の導入
8.2-RELEASEのセキュリティサポート期間は通常の1年間。PC-BSDはデスクトップ向けのFreeBSDディストリビューションとして利用できるほか、カスタマイズされていない通常のFreeBSDをインストールするためのインストーラとしても利用できる。
7.4-RELEASEはバグ修正を目的としたリリース。セキュリティサポート期間は拡張の2年間。7.1のセキュリティサポートが今月末で終了し、7.3のセキュリティサポートも向こう1年で終了となる。7系を採用している場合には7.4かまたは8系へのアップグレードが推奨されている。