キヤノンマーケティングジャパンとキヤノンITソリューションズは、オフィスや店舗など事業所の電力使用量の見える化と、照明・空調の制御が可能な省エネ支援サービス「省エネオフィス支援ソリューション」を24日より提供すると発表した。

サービスの概要

このサービスでは、ビル等の分電盤から実際に使用された電力量をリアルタイムで取得してサーバに集計し、推移を棒グラフ/円グラフ/折れ線グラフなどで表示することや、空調や照明の制御盤を通して、照明や空調の遠隔管理および制御が可能。そして、一貫した処理を自動化して法令に対応した報告書を作成できる。

システムイメージ

また、スケジューラ(会議室予約)や人感センサーと連動し、会議室などの照明・空調の自動制御を行うこともできる。そのほか、ビルエネルギー管理システム(BEMS)と共存も可能。

スケジューラや人感センサーと連動も可能

製品は、Cisco ISRシリーズルータと収集したデータを保存するサーバ、および管理ソフトの「UBITEQ Green Service」で構成される。

さまざまなグラフで「見える化」できる

「省エネオフィス支援ソリューション」は、首都圏の大手・中堅企業を中心に提供し、全体のシステム構築はキヤノンITソリューションズが、コンサルティングから運用保守まではキヤノンマーケティングジャパンとキヤノンITソリューションズが共同で行う。費用は、サーバやソフトウエア、システム開発などを含めて最低500万円から提供される。