米クォークは23日、グラフィックデザインとページレイアウトのためのソフトQuarkXPressの最新バージョンとしてQuarkXPress 9を発表した。iPadなどのデジタルデバイスを対象としたさまざまなフォーマットでのデザインやパブリッシングが可能。出荷は4月を予定。

「QuarkXPress 9」

QuarkXPress 9は、1つのツールでプログラミングコードを必要とせずに電子書籍リーダー、スマートフォン、タブレット等のデジタルでバイスに発行可能なコンテンツを作成するための柔軟でコスト効率の良いオプションをデザイナーに提供。iPadへの直接発行、電子書籍向けコンテンツの作成、Blio eReaderを通じた読者への提供など幅広く利用することができる。

AppStoreを通じてアプリを配布するための「App Studio for QuarkXPress」や、無料のマルチプラットフォームBlio eReaderへの直接対応、また、ePub形式に書き出すための簡単なオプションなどを搭載。さらに、デジタルパブリッシング機能に加えて、デザインプロセスを自動化できるさまざまな機能も搭載する。

出荷は4月を予定しており、新規製品が9万7,650円。また、QuarkXPress 8および6からのアップグレードが3万2,550円。iPad向けのパブリッシングが可能となるApp Studio for QuarkXPressは、90日以内にQuarkXPress 9ユーザーに対して無償アップデートで提供されるとのこと。

なお、マイコミジャーナルではQuarkXPress 9についての詳細を後日掲載予定。