The Linux Foundationは2月18日、6月1日~3日に開催する「LinuxCon Japan 2011」の概要を発表した。Linuxの創始者であるLinus Torvalds氏らが登壇し、最新技術情報などを披露するほか、Asian Developers Panelも用意され、アジア圏の開発者による議論も行われる。
The Linux Foundation 福安徳晃氏 |
LinuxCon Japanは、アジア最大となるLinux Foundation主催の技術カンファレンス。今年で3回目を迎え、毎年数百人規模の開発者が参加している。
今回は、2009年に開催された第1回に続き、Torvalds氏が基調講演に登壇する予定。2009年は、世界中のLinux開発者が集まって議論を行う年次イベント「Kernel Summit」が日本で開催されため、Torvalds氏もそれに合わせて来日し、LinuxCon Japanにも参加したが、今回はLinuxCon Japanでの講演/議論自体が来日の目的となっており、「アジアへの注目度が高まっていること示している」(The Linux Foundation 福安徳晃氏)という。
現在予定されている基調講演の講演者/内容は以下のとおり。
注目トピックスとしては以下のものが挙げられるという。
また、LinuxConは「技術情報の提供だけでなく、各地域の開発者の声をLinux開発者コミュニティへ届けるという役割も担っている」(The Linux Foundation 福安徳晃氏)ことから、基調講演以外のセッションは、世界中から公募し、審査を経て採用された技術発表(プレゼンテーション、パネル、分科会、テクニカルチュートリアル)が中心となる。発表者の募集はすでに行われており、3月11日まで受け付けられている。
The Linux Foundationは、6月1日~3日にパシフィコ横浜にて開催。参加費用は200ドル。ただし、早期割引プログラムも用意されており、2月20日までは100ドル、2月21日から4月20日までは150ドルで登録できる。申し込みは、The Linux FoundationのWebサイトから行える。