情報処理推進機構

情報処理推進機構(IPA)は2月16日、国内の企業が情報セキュリティ製品を購入するにあたって、どういった点を考慮しているかを調査した結果を「2010年度 情報セキュリティ製品の調達等に関する意識調査」として公開した。国内企業がどういった意識で情報セキュリティ製品の購入を実施しているかが紹介されており興味深い。

報告によれば情報セキュリティ製品の購入を検討するにあたってもっとも重要視されるのは価格(69.5%)とされ、それにセキュリティ機能(61.7%)が続いている。3位からはセキュリティ以外の機能(30.5%)、有識者の意見(24.4%)、メーカー知名度や市場シェア(22.4%)、一般的な評判(20.6%)と続いており、価格とセキュリティ機能が重要視されていることがわかる。

価格がもっとも重要視されている背景には、企業予算が限られているという事情があるものとみられる。予算に収まる情報セキュリティ製品を調査し、そのなかでセキュリティ機能を加味して製品を決定している様子が窺える。