Windows Live Hotmail |
WebサービスやWebアプリケーションの利用登録をおこなう場合、メールアドレスの入力を求められることが多い。まだ使ったことがないサービスを利用するためにメールアドレスを登録するのは、ちょっとためらわれる。登録したメールアドレスは今後なんらかの通知に使われるかもしれないし、スパムメールが届くようになるかもしれない。新しいWebサービスやWebアプリケーションを使ってみるのを妨げている要因のひとつがメールアドレスの登録だ。
そうしたケースでは一時的にしか利用しないメールアドレスを作成して使用すればいい。試す期間が終わったらメールアドレスを破棄すればいいし、スパムが届くようになるまで使い続けて、スパムメールが届くようになったら削除してもいい。一時的なメールアドレスを提供するサービスはいくつも存在するが、ここでは日本語メールの扱いも問題なく、受信も新規送信もできるWindows Live Hotmailのエイリアス機能を紹介する。
Microsoftは最近、エイリアスメールアドレスを作成する機能をHotmailに追加した。年5つまで作成可能で、最大で15のエイリアスアドレスを保持できる。この機能はそのまま一時的に利用するためのメールアドレスとして利用できる。受信トレイの右端に表示されているギアアイコンから「Hotmailのエイリアスの作成」を選択して、エイリアスアドレスを追加できる。すでに指定したメールアドレスが存在する場合にはその旨が表示されるので、繰り返し試して使われていない名前を見つければいい。
エイリアスメールを作成すると、その旨がメールで通知される。この通知メールには、作成したエイリアスアドレスを削除するためのリンクが含まれているので、削除するまで保存しておく。エイリアスメールを削除したくなったら、このメールに含められているリンクをクリックして削除をおこなう。
一時メールを提供するサービスはいくつもあるが、日本語メールが扱えなかったり、新規メールの作成ができないといった制限があることが多い。永続的に利用したい場合にも利用できないことが多い。Hotmailのエイリアスメールは作成と削除が簡単なうえ、通常のメールと同じように扱えて便利。
Google Appsにも同様にメールエイリアス機能はあるが、Gmail単体ではこの機能は提供されていない。別途Gmailアカウントを作成することで似たようなことは実現できるが、メールアカウントの作成の手間とパスワード管理の煩雑さを考えると、Hotmailのエイリアスメール機能を使った一時メールが便利。