シスコシステムズとEMCジャパンは2月16日、大分県内の自治体や民間企業向けのクラウドサービス「豊の国IaaS」の基盤として、シスコ・EMC・ヴイエムウェアを中心に結成された「Virtual Computing Environment」が提供する仮想化・クラウド基盤パッケージ「Vblock」が採用されたことを発表した。

豊の国IaaSでは、今年3月より大分県の自治体および民間企業などへ向けた行政業務システムサービスの開始を予定している。

豊の国IaaSが利用するデータセンターはオーイーシーが運営管理するもので、同社は仮想化されたシステムのセキュリティ確保、将来のハードウェアの増設などを考慮した拡張性、季節的な需要対応増減へのリソース割り当ての柔軟性、管理の簡素化を実現するクラウド環境プラットフォームとして、Vblockの採用を決めた。

VblockはEMC・シスコ・ ヴイエムウェアが有する仮想化、ネットワーキング、コンピューティング、ストレージ、セキュリティが結集されたプラットフォームが完全に統合されているうえ、検証も済んでいるため導入後すぐに利用が可能だ。