永和システムマネジメントと豪Atlassian(以下、アトラシアン)は2月15日、パートナー契約を締結したことを発表した。今後、永和システムマネジメントが、アトラシアンのサービスパートナーという立場からアトラシアンユーザーに向けたアジャイル導入サービスを提供していく。

豪AtlassianでDiretor of Business Developmentを務めるTodd Revolt氏

アトラシアンは、ソフトウェア開発を効率化する各種のツール群を提供する企業。バグ/課題管理ツール「JIRA(ジラ)」、アジャイルプロジェクト管理「GreenHopper(グリーンホッパー)」、継続的インテグレーション「Bamboo(バンブー)」、リポジトリブラウザー「FishEye(フィッシュアイ)」、コードレビュー「Crucible(クルーシブル)」、エンタープライズウィキ「Confluence(コンフルエンス)」などの製品を開発/販売しており、世界138カ国で2万2000以上の組織に利用されている。

また、オープンソースコミュニティに対して製品を無償で提供しているほか、10ユーザーまでのプロジェクトには10ドルで提供するといった施策により開発者を手厚く支援しており、「ライセンス総数は数百万単位になる」(アトラシアン ビジネス開発ディレクター Todd Revolt氏)という。なお、10ユーザーまでを対象としたスターターライセンスの収益はRoom to Readに寄付されるという独特のプログラムも展開している。

アトラシアンの販売パートナーは国内にもすでに9社存在するが、永和システムマネジメントでは、単なる販売活動にとどまらず、同社が有するアジャイル開発に関する知見とアトラシアンのアジャイル開発向けコラボレーションツールを融合させたアジャイル開発導入サービスを提供していく予定。すでに「アジャイル開発導入セミナー【アトラシアン製品版】」という1日セミナーがメニュー化されており、1人当たり3万円で、座学と実習を交えながらアジャイル開発でのアトラシアン製品の使いこなし方を教えていくという。

永和システムマネジメントでは、初年度の目標として「10企業への提供」を掲げている。