パナソニック電工は2月10日、遠隔地や多拠点のエネルギーデータを自動収集・計測するASP型のサービスを2月21日より提供開始すると発表した。
このサービスは、同社が提供している省エネ総合サービス「ECO-SAS」の新サービスとして位置付けられており、専用の通信回線を利用して計測データを自動的にデータセンターに収集することが特徴とされる。そのため同システムでは、ユーザーが伝票データをもとにデータを入力するといった手作業は不要となる。
サービス名称は「『ECO-SAS(エコサス)』 自動計測システムサービス」で、1拠点あたりのサービス利用料(標準型サービス)は通信費込みで月額9,000円~となる(別途計測・収集システムと専用回線の設置工事費用が必要)。1拠点あたりの標準計測回路数が16回路となる「短期サービス」(最短6ヵ月、最長24ヵ月、簡易診断報告を含む)の利用料は、月額約3万円~。
同社が現在提供している「EnePass(エネパス)」のサービスは、今回発表された新サービスに移行することになり、「見える化」サービスのグラフ表示時間間隔が従来の1時間から10分に短縮されるようになる。