Firefox web browser - Faster, more secure & customizable

2月9日(米国時間)、Firefox 4の最新ベータ版となるFirefox 4 β11が公開された。Firefox 4 β11は引き続きバグ修正が実施されているほか、新しいプライバシー機能として「Do Not Track (追跡禁止機能)」が導入されている。

マーケティング目的でインターネットにおけるユーザの行動を追跡するWebサービスが存在する。最近、こうした追跡がプライバシーに関わる問題として指摘されるようになっている。β11に導入された「Do Not Track」はこれに対応する機能で、この機能が有効になった場合にはWebサーバに自動的に追跡しないように申請するヘッダが送られることになる。

Firefox 4 β 11 / Windows 7

オプションの詳細にトラッキング禁止を呼びかけるためのチェックボタンが追加されている

設定ダイアログから詳細タブを選択すると「Tell web sites I do not want to be tracked」というチェックボックスが追加されていることを確認できる。もちろんこれはWebサーバに対してヘッダを送信する機能なので、Webサーバ側が対応しなければ何も動作しないことになる。トラッキングに対するプライバシー保護に関してはいくつかの方法と取り組みがあり、今回MozillaがFirefoxに実装した機能はそうした取り組みのひとつとなる。

MozillaはFirefox 4 β12までベータ版の提供を計画している。β12がファイナルベータになるかどうかはまだ明らかになっていないが、それ以上ベータ版を増やさないことを目指して作業が進められている。