国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は2月8日(米国時間)、SEMI Silicon Manufacturers Group(SMG)による2010年の全世界Siウェハ出荷面積を発表した。

同発表によると、2010年の全世界に出荷されたSiウェハ面積は93億7000万inch2で、前年の67億700万inch2を39.7%増と大きく上回り、過去最高の値となった。

また、販売額も97億ドルと、前年の67億ドルから44.8%増とこちらも大きく増加した。

こうした背景をSEMI SMGのチェアマンで独Siltronicのコーポレート・バイス・プレジデントであるVolker Braetsch氏は、「半導体産業にとって、2010年が非常に力強い回復の年であったことは明らかで、現在の市場予測を踏まえると、2011年のウェハの需要も堅調であることが見込まれるが、回復を終えた後の成長率はずっと穏やかなものとなるだろう」と2011年の見通しを述べている。

なお、同統計は、ウェハメーカーよりエンドユーザーに出荷されたバージンテストウェハを含む鏡面ウェハ、エピウェハ、ノンポリッシュドウェハを集計したものとなっている。

2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年
出荷面積(M inch2) 6,645 7,996 8,661 8,137 6,707 9,370
販売額(10億ドル) 7.9 10.0 12.1 11.4 6.7 9.7
半導体用Siウェハの出荷面積推移