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2011年度におけるFirefox開発ロードマップが更新された。草案という位置づけにあるが、Firefoxの方向性を示すものとして興味深い。このロードマップどおりに作業が進むことになれば、2011年度はFirefoxにとってもユーザにとってもドラスティックな年になる可能性が高い。更新されたロードマップから特に重要度が高く興味深いものをまとめると次のとおり。
- Firefox 4、5、6、7をリリースする。メジャーアップグレードの基準を変更。
- どの操作であっても50ms以内のレスポンスを実現する。
- 現在はブラウザとFlash/モバイルOS/SNSといったようにプラットフォームと呼べるものが分断しているが、双方の融合を進める。
- ユーザデータやステータスデータの堅牢な保持の実現。
- 新しいOS (Windows 64ビット版のビルド、Mac OS X 10.7への対応、Android 3.0版のビルド、ARMにおけるJITの動作)や新しいデバイスへの対応。
挙げられている開発内容や優先順位は、現在取り組まれている開発をまとめ、そこに優先順位をつけるといった形に近いものとなっている。もっとも注目されるのはメジャーリリースの位置づけを変更し、2011年度中にFirefox 4、5、6、7をリリースしたいと掲載している点にある。仮にこの取り組みが実現した場合、現在のChromeと同じような周期でリリースが実施されることになる。