ヤフーは2月7日、Yahoo! JAPANの最新情報を発信する「TechBlog」にて、「Yahoo! 地図 SDK for iPhone」および「Yahoo! 地図 SDK for Android」を公開したことを発表した。Yahoo! JAPAN デベロッパーネットワークからダウンロードすることができる。
両SDKの主な特徴としては、以下の4点が挙げられている。
- Yahoo!地図と同じ地図データを利用可能
- 地下街地図の表示
- 地図上のビル名や店舗名などの文字を直接タッチ可能な注記タッチ機能
- 地図スタイルの選択、注記情報のオンオフによる地図表示カスタマイズ
これらのうち、注記タッチ機能は、「地図上に表示されているビル名や店舗名といった注記をタッチして、詳細情報を直接入手する」機能で、地図上には表示しきれない情報を、アプリケーションを切り替えることなく補足することができる。
また、地図表示カスタマイズでは、色調や表示形式の異なる22種類の地図スタイル(デザイン)が用意されており、その中から好きなものを自由に採用できるほか、地図上の住所表記や施設表示、道路/鉄道、各都道府県の境界線などの表示/非表示を選ぶことも可能になっている。これらを利用すると、鉄道の路線を強調した地図や、コンビニエンスストアだけを目立たせた地図などが簡単に作れるという。
現在の動作環境は以下のとおり。
iPhone
- iPhone OS 3.1.3以上
- iOS SDK 4.2以上
Android
- Android 2.1 以上
基本的に、Yahoo! 地図 SDK for iPhoneはMapKitフレームワークに、Yahoo! 地図 SDK for Androidはcom.google.android.mapsライブラリに準拠した仕様になっており、両プラットフォームで地図アプリを扱った経験のある開発者はスムーズに利用できるという。