インターコムは、同社が販売している給与・賞与明細書などを電子化してパソコン、携帯電話、スマートフォン等にインターネットで自動配信するWindows用パッケージソフト「Web給金帳 V3」の追加機能として、キヤノンの複合機「imageRUNNER ADVANCE」シリーズから給与明細書などの受け取りを可能にする「Web給金帳 V3 for MEAP Web オプション」を発表し、販売を開始した。価格は84,000円。
「Web給金帳 V3」は、「給与奉行」、「PCA給与」、「給与大臣」、「弥生給与」、「EXPLANNER/Ai」の各給与ソフトで作成したデータを受け渡せば、給与ソフト標準の明細フォームそのままで電子化(PDF化)できる。
オプションを利用すると、銀行のATMのように、複合機の液晶操作パネルのメニューを選んでいくだけの簡単な操作で明細を取得できる。「Web給金帳 V3」で作成された明細等は、Webサーバ(別途構築が必要)に保存され、複合機からID・パスーワードでログイン認証し、Webサーバから複合機がデータを取得して印刷する。
製品は、一人1台のパソコン環境がない製造業、流通・外食産業、介護福祉業界をターゲットとしており、同社では社員が500人程度の場合、用紙代や人件費等で、年間46万円程度のコストを削減できるとしている。
オプションは、キヤノンマーケティングジャパングループの販売会社であるキヤノンシステムアンドサポートをはじめとした各販売パートナー会社より、販売される。なお、利用するには、「imageRUNNER ADVANCE」側に、ダイレクトプリント拡張キット、ウェブブラウザー拡張キット、増設メモリが必要。