パナソニックは2月1日、社内分社であるエナジー社の湘南工場で行っている車載用ニッケル水素電池事業の譲渡について、湖南科力遠新能源股●(人偏に「分」の文字)有限公司と譲渡契約を1月31日に締結したと発表した。
譲渡の理由は、三洋電機の子会社化に伴い車載用ニッケル水素電池の商品市場に競争法上の懸念が生じるという中華人民共和国商務部の指摘を踏まえ、その懸念を解消するため。
同社は車載用ニッケル水素電池事業に関連する資産を100%子会社の湘南エナジーに譲渡した後、湘南エナジーの全株式を湖南科力遠に譲渡する。
生産設備、販売、研究開発部門および顧客資源を含む資産を譲渡し、同社が保有する同事業に関する知的財産権はその使用を許諾する。
譲渡契約の締結日である1月31日から3ヵ月以内に譲渡を完了する予定。