jQuery: The Write Less, Do More, JavaScript Library

1月31日(米国時間)、jQueryの最新版となるjQuery 1.5が公開された。jQueryはもっとも人気のあるJavaScriptフレームワークのひとつ。Webアプリケーションの開発やWebページの制作には欠かせないプロダクトとして採用されることが多い。jQuery 1.5がサポートするブラウザは次のとおり。

  • IE8、IE7、IE6
  • Firefox 4.0b9、3.6.13、3.5.11、3.0.19、2.0.0.20
  • Chrome 8.0.552.215、8.0.552.237、9.0.597.67 Beta、10.0.642.2 Dev
  • Safari 5.0.3、4.0.5、3.2.3、3.1.2
  • Opera 11.01、11、10.63、10.54、10.10、9.64

すべてのブラウザに対して4,437のテストのクリアが確認されている。83のバグが修正され、460のチケットが処理されている。次のURLから最新版のダウンロードおよびCDNとしての指定が可能。

jQuery 1.5の主な特徴は次のとおり。

  • Ajaxモジュールの書き換え
  • 遅延オブジェクトの導入(done()、fail()、isRejected()、isResolved()、reject()、rejectWith()、resolve()、resolveWith()、then())
  • jQueryのクローン作成および変更を実現するjQuery.sub()の導入
  • パフォーマンスの向上

.childred()パフォーマンス比較 jQuery 1.5 vs jQuery 1.4.4

.prev()パフォーマンス比較 jQuery 1.5 vs jQuery 1.4.4

.next()パフォーマンス比較 jQuery 1.5 vs jQuery 1.4.4

開発時に使われているビルドシステムをNode.jsを活用したものへ移行したことも紹介されている。jQuery 1.5は2011年1月中のリリースが予定されていたが、スケジュール通りにリリースされた。