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IANAは1月31日(米国時間)、IANAでプールしているIPv4アドレスのうち106/8と039/8の2つのブロックをアジア太平洋地域への割り当てを担当しているAPNICへ割り当てた。APNICはIPv4の消費ペースが速く、IPv4プールもほかのRIRと比較して少ない割合になっていた。これでIANAにプールされているIPv4アドレスは残り5ブロックとなった。
IANAにはまだ5ブロック(102/8、103/8、104/8、179/8、185/8)残っているが、最後の5ブロックは自動的にAfriNIC、APNIC、ARIN、LACNIC、RIPE NCCに割り当てられることが決まっている。この割り当てはそう遠い先ではなく、近いうちに実施されるとみられる。今回の2ブロック割り当てが残り最後の割り当てといえ、実質的にIANAがプールするIPv4は枯渇したことになる。
IANAのプールするIPv4が枯渇したからといってすぐに割り当てるIPv4がなくなるわけではない。それでも2011年の後半にはRIRのプールするIPv4も順次枯渇するとみられており、以後、新規IPv4の割り当ては実施できなくなる。特に日本への割り当てが含まれるAPNICにおけるIPv4の消費ペースは速く、予想よりも早い段階でIPv4が枯渇する可能性がある。