凸版印刷は、広告通信社との協力にて「バス停デジタルサイネージ社会実験」を1月28日より3月31日まで実施すると発表した。

バス停デジタルサイネージの設置イメージ

同社会実験では、バスを待っている時間に情報提供を行うことによる、利便性の向上に関する検証を目的としており、緊急雇用対策事業として実験に関わる人員の雇用機会を創出するとともに、雇用者の参画を通じて、システム構築、コンテンツ制作・運用管理を担う人材を育成することも目指している。

実験内容は、広告通信社が維持管理を行うバス停のうち9カ所で、バス停筐体下側の広告掲示部に映像表示装置として液晶モニタと制御端末を設置し、コンテンツとして観光案内、公共情報、バスの利用方法などを表示。QRコードや併設するICリーダライタによりモバイルサイトへの誘導を図り、利用者の利便性を高めるとともに、モバイルサイトのアクセスログを集計し、利用者の動向を検証する。

同社は新規雇用者の採用と教育・研修を行うとともに、コンテンツ収集と編集と配布、機器の管理、効果検証のための調査・報告を担当し、広告通信社はバス停の管理を行うとのこと。