独SAPは1月26日(現地時間)、2010年度第4四半期および通年の業績を発表した。それによると、2010年度第4四半期はソフトウェアの売上が過去最高を記録したという。
SAPは先日、2010年第4四半期(10月 - 12月期)および2010年通年の暫定業績報告書を発表。第4四半期のソフトウェア事業の売上高が過去最高の約15億ユーロ(約1652億円)に達する見込みであることなどを明かしていた。今回発表された正式な業績も概ね前回の発表のとおりとなっている。
2010年度第4四半期、および2010年度通年の業績は以下のとおり。
SAP 共同CEOのビル・マクダーモット氏は、今回高い業績を残した要因として、「我々は世界中で堅調な売上を計上しましたが、お客様が依然として最も多くの選択肢を持ち、自社のビジネスを急速に拡大し続けている、新興成長市場での売上は特に目を見張るものがありました」と説明。
また、同じく共同CEOのジム・ハガマン・スナーベ氏は、「我々は、新たなイノベーションを数多く所有しており、モバイル、オンデマンド、インメモリコンピューティングの新規市場にも進出しています。こうした最新のイノベーションによって、2桁成長を達成しつつ、2015年にはユーザー数10億人を達成できると確信しています」と、今後の抱負を語っている。