マカフィー マーケティング本部長 安藤浩二氏 |
マカフィーは1月26日、SaaS型セキュリティ製品のポートフォリオを発表した。新サービス群は2009年9月に企業買収が完了した旧MX Logicのサービスをベースにしている。メール/Webプロテクション、メールアーカイビングサービス、メール継続サービス、エンドポイントプロテクション、脆弱性管理などの機能をSaaSとして提供する。
新ポートフォリオは以下の製品によって構成されている。
- McAfee SaaS Endpoint Protection
- 同 Endpoint Protection Advanced
- 同 Email Protection
- 同 Email Protection & Continuity
- 同 Email Archiving
- 同 Web Protection
これらのうち、Endpoint Protectionの名が付く2製品は、PCを保護する総合セキュリティソリューション。アンチウィルス/スパイウェア、バッファオーバーフロー対策、デスクトップファイアウォール、レピュテーションベースのリアルタイムマルウェア対策、全自動アップデートなどの機能を搭載し、一元管理できるWebコンソールも提供している。
マカフィー マーケティング本部 プロダクトマーケティン部長 近藤学氏 |
また、Email Protectionでは、スパムメールやウィルス/ワームの侵入を防ぐ機能のほか、送信メールのフィルタリング機能も搭載。機密情報の漏洩対策サービスとしても活用できる。さらに、Email Protection & Continuityに関しては、Webメールのインタフェースも用意し、メールサーバがダウンした際のメール閲覧/送受信代替手段を提供するほか、Email Archivingでは、リアルタイムの自動メールアーカイビング機能を提供する。
そして、Web Protectionでは、レピュテーションベースのURLフィルタリング機能などを提供。ユーザーグループごとにポリシーを管理したり、レポートを発行したりと、管理者の負担を軽減する機能も組み込まれている。
なお、Endpoint Protection、Endpoint Protection Advancedは以前から提供されており、参考価格は、Endpoint Protectionが1~25ライセンスで1ノードあたり年間8505円、Endpoint Protection Advancedが5~25ライセンスで1ノードあたり年間1万1130円(ともにテクニカルサポートを含む)。ただし、価格はライセンス数に応じてディスカウントされる体系になっている。