NECは1月26日、バックアップストレージ「iStorage HSシリーズ」において、ラックモデル「iStorage HS8-30R」、ラックレスモデル「iStorage HS8-30S」を発表した。2製品では、処理性能の向上、省電力化、およびクラウドシステムへの対応が行われている。

最新CPUの搭載、プロセッサの性能を最大限に引き出す内部制御の最適化により、従来比に比べて最大1.5倍処理性能が向上している。

ディスクドライブを3.5型から小型省電力の2.5型に変更し、最新技術のプロセッサと省電力メモリを搭載することで、ディスク容量を維持しながら、従来製品に比べて最大44%の省電力化を実現している。

クラウド環境への対応としてセキュリテイが強化されており、クラウドシステムを提供するデータセンターで複数のユーザーが「iStorage HSシリーズ」を安全に共有可能となっている。また、レプリケーションの処理能力の向上により、HSシリーズ1台に従来比3倍となるHSシリーズ50台のデータをバックアップが行える。

価格は、iStorage HS8-30Sが950万円から、iStorage HS8-30Rが5,000万円からとなっている(いずれも税抜)。

左から、ラックレスモデル「iStorage HS8-30S(3.5TB)」、ラックモデル「iStorage HS8-30R」