TISは1月25日、SAP Business All-in-Oneソリューションを採用した基幹業務向けクラウドサービス「TIS Ondemand Service for SAP ERP」を提供すると発表した。

同サービスは、TISが提供している企業向けPaaS/IaaS「TIS Enterprise Ondemand Service」に、中堅企業向けSAP ERPシステムを顧客別に構築し、ライセンス・稼働環境・セキュリティ・運用・保守のサービスを月額課金形式で提供するもの。

TISが中堅企業向けに開発したSAP ERPの導入方法論とTIS独自のERPテンプレートを活用することで、最短8週間で導入することが可能。

ERPテンプレートには、複数元帳対応、財政状態計算書・包括利益計算書の表示、固定資産管理などがあり、IFRS(国際財務報告基準)にも対応している。今後は、中国をはじめとした各国の税法要件に対応したテンプレートの提供も予定しており、海外を含む関連子会社への拡張展開にも対応できる。

サービスメニューは利用する範囲に応じて、タイプⅠ(会計業務)、タイプⅡ(会計・販売・調達業務)、タイプⅢ(会計・販売・調達・製造業務)の3種類が用意されている。

初期費用は1,000万円から(ERP構築費用、ネットワーク開設費用、データセンター初期費用、OSなど含む)、月額料金は1ユーザーあたり1万8,900円となっている。