NECは1月25日、台湾全土でピザショップを展開するナポリピザへデジタルサイネージの視認効果測定システムを納入したと発表した。

ナポリピザは、日本の大蔵省に当たる台湾政府経済部商業司が2006年から推進している「流通服務業智慧商店實驗推動計畫(流通業電子ストア実証実験計画)」の対象企業に選定されている。

同計画の一環で、ナポリピザはNECの年齢・性別を推定する視認効果測定システム「FieldAnalyst」を塔載した視認効果測定付きのデジタルサイネージを3店舗に導入した。

ナポリピザでは、ディスプレイの上部または横にカメラを配置したディスプレイを店舗の入口に設置する。同システムを活用し、時間帯による顧客層の変動や顧客がメニューを注目する時間やメニューとの距離などのディスプレイに表示されたコンテンツへの顧客の関心度などを収集する。同システムは今後台湾全土(82店舗)への展開も計画されている。

ナポリピザにおけるNECの視認効果測定システム「FieldAnalyst」の導入風景