The WebM project is dedicated to developing a high-quality, open video format for the web that is freely available to everyone. |
2010年、GoogleはWebMをオープンソースソフトウェアとして公開し、デファクトスタンダードとして採用される動画規格をH.264からWebMへ向けるという取り組みを進めた。今のところ2つの陣営を作り出すという状況になっておりGoogleの思惑が成就したとは言えないが、大きなインパクトを与えたのは間違いのないところだ。
2011年は加えて、WebMをサポートしたチップが登場する年になるとみられる。WebMがオープンソースソフトウェアとして公開された当時から、ハードウェア実装を進めるために共同で事業に取り組んできたVeriSiliconのプロダクトマーケティングディレクタTomi Jalonen氏が簡単に状況を説明している。
説明によれば2011年中にWebMビデオに対応したいくつかのアプリケーションプロセッサチップがリリースされ、Android、タブレットデバイス、Google TVなどのデバイスで採用されることになるという。Androidを搭載するデバイスが軒並みWebMに対応したチップを搭載することになれば、H.264とWebMという構図は大きく変り始めることにつながる。