米Facebookは1月21日 (現地時間)、2度にわたる総額15億ドルの資金調達の概要を説明した。出資したGoldman SachsなどはFacebookの企業価値を500億ドルと評価している。

15億ドルのうち5億ドルは、昨年12月にGoldman Sachs GroupとGoldman Sachsが運営するファンド、Digital Sky Technologiesなどが引き受けていた。残り10億ドルはGoldman Sachsが引き受け、海外投資家に割り当てたもので21日(同)に完了した。Facebookは3億7500万ドルから15億ドルの間で受け入れるオプションを有し、その上限を超える申し込みがあったが、同社は10億ドルに制限したという。

資金調達後の計画についてFacebookは「事業の構築および拡張を継続していく」としている。なおGoldman Sachsからの資金調達によって非上場企業が株式公開を求められる500以上の投資家数に達する可能性が指摘されていたが、Goldmanからの出資以前に2011年中には500を超える見通しだったことを明らかにした。2012年4月30日までに財務情報を開示するという。