米Googleの2010年度第4四半期 (2010年10月-12月)決算は、アナリストの予測を上回る大幅増益となった。従来のコアビジネスに、ディスプレイ広告やモバイルの伸びが加わった。
第4四半期の売上高は84億4000万ドル(前年同期比26%増)。会計原則 (GAAP) ベースの純利益は25億4000万ドル(同29%増)で、希薄化後1株あたりの利益(EPS)は7.81ドル。前年同期の純利益は19億7000万ドル(GAAP EPS: 6.13ドル)だった。
売上高の内訳は、Googleのサイトからの売上高が全体の67%となる56億7000万ドル (前年同期比28%増)。Googleネットワークと呼ばれるAdSenseプログラムを通じたパートナーサイトからの売上高は全体の30%の25億ドル (同22%増)だった。TAC (トラフィック獲得費用) は20億7000万ドルで、前年同期の17億2000万ドルから増加した。TACの広告収入全体に対する比率は25%。前年同期は27%だった。ペイドクリック数(検索広告クリック数)は前年同期比18%増、クリック単価は同5%増。