ミクシィは1月20日、ドイツ最大のSNS「Vznet」(ファーツェットネット)とプラットフォーム共通化に関連する基本合意書を締結したことを発表した。今後は、ソーシャル・アプリケーション基盤の共通化を進め、ソーシャル・アプリケーション・プロバイダー(SAP)が両SNSに対してアプリケーションを容易に提供できる環境を整えていく。

Vznetは、ドイツのVZnet Netzwerkeが運営するSNS。中高生をターゲットとした「schulerVZ」(シューラー・ファーツェット)、大学生から社会人をターゲットとした「studiVZ」(ストゥディ・ファーツェット)、社会人をターゲットとした「meinVZ」(マイン・ファーツェット)という3種類のサービスを提供しており、合わせて1750万以上のユーザーを抱えている。

ミクシィとの間でソーシャル・アプリケーション基盤の共通化が行われると、SAPは、ミクシィ向けに作成したアプリケーションをそのままVznetへ移植できるようになる。ミクシィでは、今回の合意を受け、「SNSの枠を超えて、ワンストップで世界市場に展開を行うことを支援していきます」とコメントしている。

なお、ミクシィは、昨年9月に中国最大のSNS「Renren」および韓国最大のSNS「Cyworld」と提携。今回と同様の取り組みを中国、韓国においても進めている。

meinVZの画面