AMDは、組み込みシステム向けのAccelerated Processing Unit(APU)として「AMD Embedded Gシリーズ」プロセッサを発表した。

同シリーズは1MB L2キャッシュを備えた1個または2個の「Bobcat」コアおよび64浮動小数点ユニットをベースとする新しい低消費電力のx86 CPU(最大周波数1.6GHz)にDirectX 11対応GPU、並列処理エンジンを1チップに搭載した、Fusionテクノロジーを基盤としたフル機能の組み込みプラットフォーム。すでに、Advansus、Compulab、Congatec、富士通、Haier、iEi、Kontron、Mitec、Quixant、Sintrones、Starnet、WebDT、およびWyseをはじめとする企業から多数リリース、あるいは今後数週間のうちにリリースされる予定となっている。

「AMD Embedded Gシリーズ」のブロック図

第3世代のUVD(Unified Video Decoder)を搭載しつつ、C6とパワー・ゲーティングを含む電力管理機能などを採用することで、TDPを9Wおよび18Wに抑えることに成功している。

また、 64ビット・チャンネルと2系統のDIMMに対応したDDR3 800~1066メモリに対応しており、一部LVDDR3にも対応している。

「AMD Embedded Gシリーズ」の各モデルの概要