Cypress Semiconductorは、同社のタッチスクリーンコントローラ「TrueTouch」ファミリの製造能力を従来の3倍に拡張することを決定したと発表した。

同決定に伴い、同製品の製造を行っている自社ファブ「Fab 4」(米国ミネソタ州ブルーミントン)および、ファウンドリパートナである中国Grace Semiconductor Manufacturing(GSMC:上海宏力半導体製造)において、Cypressが同ファミリに用いている「S8」プロセスの製造能力が2011年中に2010年比で3倍に引き上げられることとなる。すでに拡張作業を開始しており、最初の製造能力拡張は2011年第1四半期中に終え、最終的には同第3四半期までに拡張を終える計画。

S8プロセスは、0.13μmのSONOSを用いた不揮発性メモリ技術をベースとしたもので、同ファミリのほか、PSoC3/5、CapSense、NVSRAMなども採用している。