宣伝会議は1月17日、国内企業113社のWebプロモーションや企業サイト、ECサイトを手掛ける担当者を対象に実施した「2011年注目のWEBマーケティング手法・ツール」に関する調査の結果を発表した。

113社の内訳は、アサヒビール、キヤノンマーケティングジャパン、資生堂、全日本空輸、ソニー、東芝、日産自動車、日清食品、日本航空、日本コカ・コーラ、NEC、日本マクドナルド、パナソニック、富士通、富士フイルム、三菱電機、ローソンなど。

その結果、113社中71社(62.8%)が「ソーシャルメディア」または同領域の関連ワードを「Webマーケティングに活用したいツール」として回答した。回答した企業のうち、25社(22.1%)が「フェースブック」、21社(18.5%)が「ツイッター」と回答し、ツイッターよりもフェースブックが上回る結果となった。

続いて、113社中63社(55.7%)が「スマートフォン/モバイル」関連のワードを回答した。これには、iPhone、Android端末、アプリ対応も含まれる。

同社では、マーケティング分野におけるソーシャルメディアへの関心は引き続き高く、昨年に続き、本格導入が進むと見ている。傾向としては、ツイッターなど特定のメディアを導入するというより、「統合的なマーケティングの中でソーシャルメディアをどう位置づけ、マスメディアと使い分けていくかを考えたい意向」と分析している。

スマートフォンへの関心も高く、「売り場との連動」「アプリ開発」といったマーケティング活用を検討する一方、気になっているのはモバイル市場における端末の普及や利用動向だと、同社ではコメントしている。