NASAは1月13日(米国時間)、スペースシャトル「ディスカバリー号(STS-133)」の打ち上げを米国東部標準時間2月24日16時50分(日本時間25日6時50分)に設定したと発表した。STS-133の打ち上げは昨年11月から延期されていた。

STS-133は昨年11月1日に打ち上げが予定されていたが、10月に起動制御エンジンの漏れが、11月に外部燃料タンクの断熱材の亀裂が見つかり、それらを修理するため延期が発表されていた。

ディスカバリー号(STS-133)。右は亀裂が見つかった燃料タンクを修理している様子

STS-133のミッションは、多目的補給モジュール1「レオナルド」を改修した恒久型多目的モジュール(PMM:Permanent Multipurpose Module)や、軌道上交換ユニット(ORU:Orbital Replacement Unit)の予備品を搭載したエクスプレス補給キャリア4(ELC-4:Express Logistics Carrier 4)などをISSへ運ぶこと。

左から、ペイロードキャニスターに搭載されるELC-4、PMM

加えて、人間型ロボット「ロボノート2(R2)」もディスカバリーに搭載される。R2は重さ約136kg(300パウンド)で、頭部、胴体、2本の手と腕から構成される。その手先はまるで人間のようで、人間と同様に道具を扱うことができるようデザインされている

NASAとGMが共同開発した人間型ロボット「ロボノート2(R2)」

ディスカバリー号の打ち上げ延期に伴い、エンデバー号(STS-134)の打ち上げも米国東部標準時間4月19日19時48分以降に延期すると発表された。