Wolfson Microelectronicsは、デスクトップPCおよびノートPC向けHDオーディオ製品群「WM8850」および「WM8860」を発表した。すでに48ピン7mm×7mm QFN パッケージでサンプル出荷されている。
WM8850は、3個の高性能ステレオデジタル/アナログ・コンバータ(DAC)を搭載し6チャネルのHDオーディオを処理することができるため、5.1チャネル・サラウンド・サウンドのオーディオ・システムを構築することが可能だ。
一方、WM8860は、2個の高性能ステレオDACを備えることで、4チャネルのHDオーディオを処理することが可能となっている。
2製品ともに、業界標準のHDオーディオ・インタフェースに完全な互換性を有しており、Windows Hardware Quality Labs(WHQL)に準拠しているほか、付属のソフトウェアを用いることで、さまざま用途に対応でき、かつ低消費電力での動作が可能となる。同ソフトウェアは、同社の「Audio Studio」および「SoundStage」エンジンを搭載し、かつWindows 7オーディオ・フレームワーク上に構築されており、Windows Vista、XP、およびLinuxをサポートしている。