TIOBE Programming Community index

TIOBE Softwareから2010年に殿堂入りしたプログラミング言語が発表された。TIOBEは複数の検索エンジンの検索結果から対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したTIOBE Programming Community Indexを毎月発表している。TIOBEはこのインデックス値をベースに1年間でもっとも大きく数値を増やしたプログラミング言語を発表している。2010年のプログラミング言語として殿堂入りしたのはPython。これまで殿堂入りしているプログラミング言語は次のとおり。

  • 2010年 Python
  • 2009年 Go
  • 2008年 C
  • 2007年 Python
  • 2006年 Ruby
  • 2005年 Java
  • 2004年 PHP
  • 2003年 C++

Pythonは2007年にも殿堂入りしており、これで2回目の殿堂入りとなる。PythonはTIOBE PCIが公開されてから徐々にランキングをあげ続けている。Googleが自社のサービス開発用言語に採用していることや、比較的学習が容易であることから教育機関において教育用のプログラミング言語としての採用が進んでいるといった背景があるものとみられる。

2010年はiPadやiPhoneアプリ開発に採用されているObjective-Cが強い成長を見せたため、当初はObjective-Cが殿堂入りするとみられていた。しかしObjective-Cは年末に成長が鈍化。逆にPythonは年末にかけて一気に値を引き上げ殿堂入りを果たした。Pythonの年間増加割合は1.81%、Objective-Cが1.63%。これにアセンブラ言語の0.86%、Lispの0.53%、C#の0.46%が続いている。